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健康経営とは?健康経営の5つのメリットを考えてみる!

2018/05/15

株式会社シーピーユー
健康プラス編集部 健康プラス編集部

健康経営に取り組む前に今一度メリットを学んでみましょう。きっとそこにヒントがあります。

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健康経営とは?

現在注目されている健康経営。
従業員の健康促進を経営戦略のひとつとして推進していく考え方です。


人口の減少や働き方の自由化から、会社に労働人口が減り、これまでの生産性や利益を保てなくなくなる会社が多く見受けられます。
少ない従業員数でこれまでと同様の利益を生み出すためにはどうしても従業員1人に対する仕事が増え、健康の維持ができなくなります。
退社に追い込まれ、結果的に労働人口のさらなる減少を進めてしまっています。
そこで従業員の健康こそ重要であると考え、個人任せにするのではなく、会社単位でサポートしていく健康経営に注目が集まっているのです。   


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健康経営のメリット①:従業員のロスミスカット

健康経営を実行していくメリットとしてまず挙げられるのが「従業員のロスミスカット」です。


睡眠不足や精神状態などの健康状態が維持されていなければ、当然 勤務中のミスやロスが増えてしまいます。


健康経営を実行していると、従業員の健康が保たれますから、より良いパフォーマンスの実現が可能になります。
健康経営において、プレゼンティズムロスとアブセンティズムロスという言葉あります。
アブセンティズムロスとは健康状態が著しく悪く、会社に出勤することができなかったり、早退したりするときに生じるロスを指します。
また、アブゼンティズムロスとは、会社に出社自体はできているものの精神状態や身体的状態からパフォーマンスが充分にできていないために引き起こされるロスです。
昨今では、プレゼンティズムロスのほうが、アブセンティズムロスより大きいという論文も発表されております。


仕事の負荷が重く、十分に睡眠を取れていないだけでもアブセンティズムロスと考えられます。
従業員のパフォーマンスの低下から、利益を失っている会社もあるほどです。
従業員の健康状態は会社の利益に直結していることがわかります。
つまり、ロスミスを減らす=生産性向上につながるため、よく健康経営のメリットとして、生産性の向上を挙げる人も多いです。


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健康経営のメリット②:定着率の向上

転職活動は昔に比べてそこまで珍しい行為でなくなりました。
職業を自由に選択できる時代になったわけですが、そこで浮かび上がる問題が離職率です。


単純なるキャリアップのためではなくて、健康状態の悪化や人間関係の悪さ(コミュニケーションの悪さ)から退社や転職を選択する人も増加傾向にあります。


従業員が退職することになると、会社には当然コストがかかります。
また、新たな人の採用にも時間とお金が必要になりますから従業員の定着率を上げることは、当然会社の利益にも多大なるインパクトがあります。


健康経営を実施することで、従業員の定着率が向上し、働きやすい環境になることは言うまでもありません。組織内でのストレスの原因の多くは人間関係(コミュニケーション不足も含む)と言われているように、ストレスを抱えて退社をしていく従業員の方も多いです。
例えばそこで健康経営の施策としてコミュニケーションを活性化し、相互理解が深まるようなことをしてみたらどうでしょうか?そのキッカケで、組織の風通しもよくなり、離職率も下がることが期待されます。


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健康経営のメリット③:採用力強化

上記から分かるように、健康経営の実現のために従業員が1人でもストレスを抱えていない状態が理想的です。
したがって会社は従業員として採用を行う際、能力や職歴のほかに、人柄を重視しなくてはいけません。
現在、求職者が会社を見るポイントは「福利厚生」も必ず上位に来ます。
そのほかにも年間休日日数や、有給消化率などの制度面も必ず見られております。
厳しい労働環境の中で高額な給料を稼ぐより、社内環境や休日の確保などに重点が置かれているため、単純に月収がよくても人は集まってきません。
このような時代背景から健康経営を行なっていると会社の採用に大きなメリットになることがわかります。
特に以前に健康状態がわるく会社を退職した経験がある求職者の場合、会社の働きやすさを重視しています。
健康経営を行なうことで、採用時に「従業員の健康を第一に考えている」「従業員を大切にしている」とアピールすることができます。
求職者が安心して入社できる環境になり、会社としても採用力を強化できることは大きなメリットです。


特に、BtoBのビジネスを実施している生活者から親しみが無い業種の会社は、健康経営を実施しそれをPRすることで採用力が格段に上がったという事例も多く発表されております。


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健康経営のメリット④:組織課題の解決

 会社は複数人で構成されている組織です。
そのため、人間関係の構築が非常に難しいです。
数多くいる従業員の中でさらに部署や課などのグループができ、情報を共有したり役割分担を行います。
逆に言うと、組織課題で多いことは
・情報共有不足
・役割分担不明確
・戦略浸透が出来ていない
ということです。


よく見てみると、その中で浮かび上がる課題の根本は、コミュニケーション不足ということが見て取れるでしょう。
コミュニケーションが不足していると当然、情報共有ができておりませんし、仕事が円滑に進まない、という課題が生まれてきます。


コミュニケーション不足は環境で変えることができます。
例えば睡眠不足のために従業員のパフォーマンス力が下がっている状態では、ほかの従業員と十分なコミュニケーションは取れません。
ストレスから些細なことで苛立ってしまい、険悪な関係になってしまいます。
逆に健康経営が実施できており、心身ともに健康な状態であれば、円滑でミスのない情報共有や気持ちのいいコミュニケーションが実現可能になります。
したがってコミュニケーション課題解決になるような健康経営の施策を実施することにより、組織の課題解決に繋がるともいえるでしょう。


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健康経営のメリット⑤:企業価値向上

 最後に、健康経営を行うメリットは、企業価値の向上と言えるでしょう。


健康経営を実施することにより、従業員にとって働きやすい環境になり、その良いサイクルから利益向上につながる、そしてさらに従業員がイキイキ働ける環境が作られれば、より顧客にもさらなるサービス向上を提供でき、企業価値も自然に向上します。
よく、従業員満足度(ES)をあげると、顧客満足度(CS)があがると言われておりますが、健康経営の施策による従業員満足度の向上は、結果顧客満足度に繋がり、企業価値向上になると言っても過言ではないでしょう。


確かに、企業価値の向上は健康経営の施策だけではもちろん成り立ちません。
ただし、その企業価値向上のひとつの大きな役割として、健康経営の実施が大きく作用されます。


皆様も、健康経営を実施する際には、まずは課題を把握し、そしてそのメリットをよく理解した上で健康経営をさらに推進していってください。


また、弊社では「健康トレンド」という健康経営を支援する企業様を探すプラットフォームを運営しています。


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